ドル円相場は前週末90円割れトライに失敗
日本市場が21-23日の間休場となったが、ドル円相場は前週末90円割れトライに失敗した反動で、92円台半ばまで反発、短期筋の偏ったポジションがスクエアに近づいた後、改めて下値を窺う展開となり、ドルキャリートレードのドル売りとリスク回避の円買いから週末25日には90円の大台を割り込んで安値圏で取引を終えた。
過熱気味だった株価や商品価格はFOMCやG20金融サミットというイベント前に大きく調整が入り、金融市場が全般的にリスク縮小の方向に動いた。
FOMCでは、低金利政策の継続が決定したことで、改めてドル売りに安心感が広がり、一方で不安定な為替市場では避難通貨として円が強含む展開となった。
相場展望
鳩山政権の円高容認姿勢とドルキャリートレードの継続から、今週のドル円相場は改めて下値を探る展開が予想される。
年初来の安値となる87.10が射程圏内に入ってきたが、米国の金融緩和策継続がFOMCにて明らかになり、さらにG20金融サミットでは景気底打ちの確認と回復への期待が高まっていると伝えられたことで、ドルを売って、他通貨や他金融商品を買う動きは継続する可能性が高い。
先週末は過熱気味に推移していた相場がG20前に一旦調整の巻き戻しを誘ったが、イベントリスクを消化した後、改めてドル円の売りで攻めてくる動きもでてくるだろう。
一方で、四半期末のドル買い需要や週末の雇用統計、また国内の材料では日銀短観など円売り材料が出た場合には、ポジションの傾き具合からすると急激に反発するリスクを抱えていることには十分警戒しておく必要があるだろう。
◆28日
28:30〜 カーニー加中銀総裁講演
◆29日
17:30 英国4-6月期GDP確報値、8月住宅ローン承認件数
18:00 ユーロ圏9月業況判断指数
23:00 米9月消費者信頼感指数
◆30日
08:50 日本8月鉱工業生産
10:30 豪8月小売売上高
21:15 米9月ADP雇用統計
25:30 コーンFRB副議長 講演(出口戦略について)
◆1日
08:50 9月日銀短観
18:00 ユーロ圏8月失業率
23:00 米9月ISM製造業景況指数
◆2日
08:30 日本8月完全失業率
21:30 米9月雇用統計
◆3日〜
G7財務相・中央銀行総裁会議
【米ドル/円 週足】